はじめまして。わたくし、J班の曽麗卿と申します。
世の中には自分に能力や才能がないと思い込み、多くのチャンスを逃していることが少なくないと思います。実は私もそうでした。今回のスピーチコンテストにとても参加したいと思っていましたが、自分の実力に自信がなくて諦めるつもりでした。しかし、もしこのチャンスを逃したら、後できっと後悔するだろうと思いました。そして何より先生の励ましのおかげで、少しずつ自信が湧いて来るのが分かりました。こうして参加を申し込んだのです。後悔する人生は不幸です。人生を幸せにするために積極的な態度を持つようにしています。それが次の自信につながると思うからです。
仕事に成功し立身出世した人たちは、どうして成功することができたのでしょうか。その人は天才なのでしょうか。努力したからでしょうか。それとも偶然の産物だったのでしょうか。いろいろな理由があるでしょうが、なにより大切なのは、どんな小さなチャンスも見逃さなかったからではないかと思います。成功までは苦しい道のりだったと思います。その苦しさを支えたのは信念とか勇気とか家族だったのでしょう。そしてもちろん成功の裏には多くの失敗があったに違いありません。しかし彼らは諦めません。それだけでなく、失敗から何かを学び取ろうという積極性を持っています。中国には「経一事、長一智」という諺がありますが、これは一つのことを経験したら、一つの英知が増えるという意味です。経験したことがたとえ失敗であっても、それを教訓にしなさいという先人たちの教えです。どんな時にも、どんな場合にも大切な気持ちであり、態度だと思います。
チャンスはいつも万民に与えられるものです。そして意外に身近にあるものです。どんなに素晴らしいチャンスであっても、活用できなければ何にもなりません。私はスピーチコンテスト参加のチャンスを掴みました。そして何度も練習しました。何度も注意されました。そうやって皆さんの前で発表できるようになりました。
チャンスはいつも私たちの隣にいて、私たちが気が付いてくれるのを待っているのかもしれません。私たちが自分の傍らにいるチャンスに気が付いたとき、そのチャンスは私たちの中に眠る才能を呼び起こしてくれると信じます。
皆さんはどう思いますか。
ご清聴ありがとうございます。