天気がだんだん暑くなりました。この間サンダルをはきました。ある日、教室に入ったとき、地面を見ると、足が少し汚いことに驚きました。それで、足をふいてみました。でも、きれいになりません。そして、汚くないのに、もともと足が黒いことに気がつきました。さっきの動作に対して、おかしい気がするとともに、思わず母のことを思い出しました。
子どもの頃から、わたしはいつもそそっかしいです。母は私について今でもそんなイメージを持っていると思います。わたしが上海に来た次の年、私と遠くはなれて住んでいる母は、わざわざ上海に来ました。母はよく車に酔いますから、上海に着いたとき、かなり疲れた顔をしていることに気がつきました。タクシーの中で母がわたしの肩に頭を寄せたとき、母の白髪がたくさんあることに気がつきました。そのとき、つい涙がぽろりと落ちました。
夜、ベッドで母がわたしの足のそばに寝転がっていました。真夜中のころ、母はわたしの足を子どものようにしっかりと抱えていました。そのとき、また涙が落ちました。
ある日の昼、母はわたしの足を見ると、「座って、足を出して」といいました。わたしは母が足の指のつめを切ってくれると思いました。でも、母はわたしの足をふきました。それから笑って、「あなたの足がきれいじゃないと思った。どうしてこんなに黒いんですか」と言いました。わたしはそれを聞いて、思わず笑いました。
今も、ときどきあのおかしい動作を思い出します。そして、母の愛とユーモアを感じ取っています。それは、いつもわたしの心の中にあって、輝いています。お母さん、元気ですか。